ちゃりちゃんこ日記

チャリと相撲を愛するイナーメ信濃山形のJPTライダーです。

9/8(金)~9/10(日)ツール・ド・北海道 2017

(レース当日に更新したfacebookの投稿内容をコピー)

 

北海道地域選抜チームの一員として、今年もツール・ド・北海道に参戦しました。

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【9/8(金) 1stステージ】
69位 (トップより9分34秒遅れ)

前半の海沿い区間で早々に6名の逃げが決まり、その後は追走のためのアタックが連発する。前目で走り、決まりそうなアタックに何度か反応したが結局追走のアタックは決まらなかった。


その後しばらくはサイクリングペースになったが、逃げとの差が7分ほどにまで開いたところで有力チームがローテーションを始める。
120キロあたりの登坂で、集団内での位置取りが悪く先頭から遅れてしまい、第2集団で走る。第2集団も20人ほどおり、悪くないペースだったが、150キロ付近の下りの途中で今度はパンク。。
幸い近くにチームカーがいたので、すぐにホイールを交換したものの、第二集団には復帰できず、そのままゴールでした。
北海道選抜チームからはエースの中川選手がゴール前でトラブルに遭いながらもトップから10秒遅れの位置につけています。明日は彼の総合順位アップを目指して走ります。そのためには最後まで先頭集団に残ることが必須なので、頑張ります。
今日はそんなに追い込まなかったので脚の疲れもほとんど無く、明日もベストに近い状態で走れそう。


しかし、ここ最近のパンクの多さはどうしたものか。
8/27 乗鞍HC
9/5 朝練中
9/8 ツールド北海道1st
まさにパンクの神様に取り憑かれています。ちなみに全てチューブラータイヤで、財布的にもダメージ大です。

 

【9/9(土) 2ndステージ】
55位 (トップより9秒遅れ)

今日は平坦基調の185キロのコース。
昨日同様にスタート直後からアタック合戦が続き、アタック→吸収が繰り返される。途中何度かアタックに加わってみるも、決まらない。
と言うより集団のスピードが速すぎ、あまり速度差をつけて飛び出せないので逃げのチェックのようになってしまう。逃げを決めたいチームを邪魔しているように感じたので、数回チャレンジしてやめた。
結局逃げが決まったのはスタートから1時間が過ぎた頃だった。
その後は坦々とレースが進んでいく。北海道選抜チームは5人でまとまって集団中盤あたりを走る。105キロ地点の補給ではお互いに距離を離し、全員が無事にサコッシュを受け取った。
その後は集団の後ろの方でまた皆まとまって走るが、130キロを過ぎたあたりから有力チームがまとまり、少しずつ前方に上がっていったので、選抜チームも全員で中盤まで位置をあげる。
レース終盤、ペースが上がり隊列は崩れてしまったものの、皆先頭集団に残り、そのままゴール。今日は距離こそ長かったが、それほど脚を使わなかった。
明日の第3ステージは77キロと短いものの、ラストは函館山山頂にゴールする山岳コース。最後まで集団に残って函館山ヒルクライムでしっかり全力を出し切りたい。

 

【9/10(日)ツール・ド・北海道 3rdステージ】
31位 (トップより1分51秒遅れ)
最終ステージは76キロの短距離コース。ただし最後は標高334mの函館山山頂にゴールする。個人的には3日間で唯一、自分が得意な登坂があるステージ。
今日のチームの目標はエース中川選手の総合順位アップ。そのために函館山ヒルクライムが始まるラスト5キロ地点でなるべく前にいることが重要。
ただそれは全てのチームの思惑であり、最終盤で前に上がることは容易ではない。そのため、ゴール20キロ手前くらいから集団前方を位置取ることをレース前に皆で確認した。
スタート後しばらくはアタックが続いたが、今日は動かずに集団内で脚を貯める。最初のKOMに向けてペースが上がる中でも余裕を持って前方で走ることができ、調子の良さを感じた。
海岸線に出てからは主に西尾選手、伊藤選手を先頭に、選抜チーム5人でプロの中でまとまって走る。プロチーム勢から執拗な口撃を受けながらも、意に介さずにひたすらポジションを守る2人。おかげで脚を温存しながらずっと良いポジションで走ることができた。
函館市内に入ってからはポジション争いがさらに熾烈になったことで隊列が崩れ、僕は少しポジションを落としてしまう。しかし坂が始まる直前では平田選手と西尾選手が僕を引き上げてくれ、30番手付近で登坂に入った。
少し前で坂に入った中川選手にすぐに追いつき、ひと声かけてから前を引く。少し前に日本チャンプ畑中選手を含む小集団がおり、それを目標に。ラスト3キロの看板を過ぎたあたりで数人のグループに抜かれ、中川選手はそこについて行った。
自分も粘ったが、少しずつ離されてしまった。最後はブリッツェン飯野選手と競り合い、なんとか先着。全力を出し切れた最終ステージだった。
今日は3日間で最もチームとして組織だった動きができたステージだったと思う。ただ個人的にはもう少し長い時間アシストするつもりだったので、力不足を感じたレースでもあった。
中川選手は2日連続ステージ20位、総合でも16位に入る活躍。彼は今後どんどん強くなっていくだろう。もちろん負けたくないけど、チームメイトとして彼のさらなる成長に期待。

 

【9/8(金)-10(日)ツール・ド・北海道 総括】
総合52位

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今年のツールド北海道は平坦基調で何もできない場面が多かったが、アタック合戦での飛び出し方、伸び縮みする集団内でのポジションの維持等、色々と学ぶことができた。普段のJPTのレースは周回コースなので、先が分からないことは少ないが、ラインレースだとコースが分からない。その時のライン取りなど、とても良い経験をさせて頂いた。
そして最後になりましたが、3日間完璧なサポートをしてくれた監督、川勝さん、風間さん、内山さん、どうもありがとうございました。

そしてスタート&ゴール地点での激励や、沿道で応援してくださった方々、その全てが走る力になりました。ありがとうございました!

もっと経験を積み、強くなりたい、そう感じた今年のツールド北海道でした。
これからも応援よろしくお願いします。