クルクル練
彩湖朝練でオフに高回転練習をするようになったのはここ3年ほど。
11月中旬から3月上旬くらいまで毎週1回、高ケイデンス練習(通称クルクル練)をやっている。冬の間は真っ暗な中での朝練になるので、スピードが出ないクルクル練は割と安全なのも良いところ。
普段からケイデンスが低めの僕にとって、正直クルクル練は苦手で好きじゃない。
ケイデンスを上げようとすると上半身に余計な力が入り、上体の動きが大きくなってしまい、ギクシャクとした動きとなる。そして問題なのは、クルクル練では全然追い込めないので心肺も脚も全く疲れないこと。他のメンバーが必死で追い込んでいるのに、こちらは力の伝え方が分からず、練習している実感がない。そして真冬の真っ暗の中でやっているので追い込めないと寒くて仕方がなかった。
去年まではオフはシクロクロスに力を入れていたこともあり、クルクル練はサボりがちだったと思う。そのため、クルクル練については3年間ほぼ成長していなかった。
それが、今年1月にトラックレースに出たところ、次のクルクル練から自分でも驚くほど変わった。
それまで130rpmが維持できるギリギリのケイデンスだったのに一気に145~150rpmで回せるようになった。力を使えるようになったわけではなく、力をうまく抜けるようになり、脱力状態で股関節より下を動かせるようになった。今まで3年間、どうして回せなかったのかが不思議になるほどの変化だった。
しっかり回せるようになったおかげで、極寒の朝練で汗ばむほど追い込むこともできるようになった。
そして今日は今オフ最後のクルクル朝練の日だった。ラストなのでいつも以上に頑張ったつもり。
今までできなかったことができるようになる。
今季クルクル練では明確な成長を感じることができた。まだまだ成長できるな~。