ちゃりちゃんこ日記

チャリと相撲を愛するイナーメ信濃山形のJPTライダーです。

6/2(土)ツールド熊野 2ndステージ

1stステージがレースキャンセルとなり、全員がほぼサラ脚でのスタートとなった2ndステージ。ツールド熊野の山場であり、丸山千枚田→札立峠→丸山千枚田と3つの登坂がある山岳コース。

前日のレース後に札立峠の下り区間を試走したが、これほどキツイ峠をロードレースで越えるのは初めてだった。また、各山岳の後の下りがこれまたテクニカルで、レースでこんな下りを走るのも初めて。下りが苦手な僕としては、登りよりも下りが勝負の分かれ目になりそうだ。

レースはスタート直後からアタックの応酬が続いて、ハイペースでレースが続く。ただ、登坂区間の道幅が狭く、前に出られなかった1ステージとは異なり、登りでポジションを少し上げることで1ステージよりも前で走ることができた。小山やユキなど、チームメイトの近くで走る。

そして、集団からは千枚田への分岐手前で6人ほどの逃げができた。ただ、逃げに乗せてないキナンがペースを緩めずに集団を引き続け、速いペースのまま曲がりくねった畦道を進む。登坂開始前に前に上がらなければと思うものの、ビビってしまってポジションを上げることはできず、集団の中盤やや後方から登坂を始めることになった。

それまでのハイペースで脚が結構削られていたせいで、坂で思うようにペースが上げられない。ギリギリ集団のケツ付近で、千枚田のピークを超えた。同じような位置にはチームメイトの岩月さんとユキ。そしてブリジストンの選手もいたので、下りで遅れを取らないようにすれば、集団に追いつける可能性がある。

だが、やっぱり下りが遅くて、一緒に下っていたグループの後ろの方になってしまい、さらにそのタイミングで前の選手がオーバーランして落車!(誰かは言うまい…) 自分も減速せざるを得ず、さらに前の選手との差が開いてしまった。下りを精一杯飛ばし、平坦になってからも全力で前を追ったが、プロ含む複数人vs単独では追いつけるはずもなく、差が開いていった。

しばらく単独で走ると後方からチームメイトの小山がやってきて、2人で回しながら札立峠の麓まで走った。峠の登りに入ると一人となり、単独で前を追った。札立頂上では先頭と8分差だったが、下ったところでタイム差が10分を超えてしまい、レースを下された。

今回のレースで想定外だったのは、登坂開始までのアプローチ区間の速度が速く、予想以上に脚を使ってしまったことと、千枚田の登りが思っていたよりも短かったこと。車で登った印象よりも、自転車で登ったときの方が短く、登坂前半でパワーをセーブしすぎた感があった。

この反省を次のレースに生かしていきたい。