8/27（日）全日本マウンテンサイクリングin乗鞍

【1:11:43 （チャンピオンクラス 112位）】

今年は10位以内が目標の乗鞍ヒルクライム。2週間前にも試走に行き、体重も少し絞って乗鞍に望んだ。

スタートしてからしばらくは20番手あたりをキープし、集団走行に慣れているであろうロード選手の後ろを走るようにする。

所々で単発の飛び出しはあるものの、集団は大きくペースを変えることなく、自然に吸収する感じ。今日は勝負に徹するつもりだったので、集団内でなるべく脚を温存しながら走る。

三本滝を過ぎたあたりからペースが多少上がり、中切れする選手が出てきたので、ポジションを10番手あたりまで上げる。

ただ自分の脚もだんだんキツくなってきて、10キロを過ぎたあたりの勾配がキツくなる区間で先頭集団から10mほど離れてドロップしかける。が、勾配が緩くなったところで踏んで、なんとか集団復帰。事前の試走が奏功した。

この時点で集団は11，12人だった。

そして位が原山荘の少し手前で、再度集団からドロップ。まだ集団は見える範囲なのと、落ちてくる人を抜かせれば10位以内の可能性はある。

そう思いながら走っていると、位が原山荘を過ぎてしばらくしたところで前輪がパンクしている事に気づく。スローパンクぽく、走れないことはなかったのでそのまま走ったが、数分も持たずにすぐにタイヤの空気がなくなってしまった。

レース最後尾を走る回収車が来るまでにはあと数時間あるし、ゴールまでは残り5キロほどなので、ランニングでゴールまで行く事にした。シューズとソックスを傷つけたくなかったので、シューズを脱ぎ、裸足で走る。シューズはジャージの胸のところに突っ込む。
抜いていく選手を応援しながら、そして逆に応援されながら、さらに観客の方からも声援を頂きながら走ること約30分。なんとかゴールまでたどり着いた。

頂上では色々な人からお疲れさま、応援ありがとう、と言ってもらえた。

頂上では強豪クライマーの人達と写真を撮ったりしたあと、乗鞍岳山頂に向かう。

登山道からは自転車で登る人たちの車列が見えていた。

乗鞍にはこれまで10回くらい来ているけど、今までで一番の快晴で、本当に素晴らしい景色だった。

畳平からの下山は回収車にて。

車窓からゆっくり景色を眺める事ができて、バスも意外と悪くないね。

ハードトレーニングを積み重ねてきたクライマーが1年間の目標とし、本気で勝ちを狙いに来るレース。

やっぱり乗鞍は日本で一番のヒルクライムレースだな、と思った一日だった。

けど来年こそは出るだけじゃなくて、シングルリザルトを狙うだけじゃなくて、勝負に加わりたいな。

頑張ろ。