ちゃりちゃんこ日記

チャリと相撲を愛するイナーメ信濃山形のJPTライダーです。

「浮城のまち 行田クリテリウム」応援&サポート

今日は埼玉県行田市で行われたクリテリウムの観戦に行ってきた。

 

11:05からのトップカテゴリーのC1のレースに間に合うように自宅を出、電車とバスを乗り継いで2時間ちょっとで会場へ。遠いな。

会場へは初めて行ったが、畑の中の風を遮るものが殆ど無いコース。

前回、11月の時は風もない穏やかなコースだったようだが、今日は風が強い。

スタート/フィニッシュの直線は追い風となり、かなりスピードが出ているようだが、逆側では向かい風に苦しめられ、明らかにペースが遅いのが遠目に見ていてもはっきりと分かる。そして、観戦するコース脇も風が強くて寒く、避難する場所もすぐ近くにはない。

11:05のスタートが近づくとスタート周辺に知り合いやチームメイトが来たので挨拶。11月9日に骨折してから練習会にも顔を出せていないので経過報告と、年明けからはまたご一緒させてくださいと挨拶などをしながらスタートを待つ。

C1は30人ほどのスタートだが、コース幅が狭いので縦に6列くらいになる。後ろの方でスタートすると前に出るのが大変そうだ。

なお、C1は10周、約30キロのレース。

そしてスタート。案の定集団はすぐに縦に長く伸びる。そして1周終わって戻ってくる頃には所々で中切れが…。風が強いので一人でブリッジをかけていくのはかなり大変なようで、3周終わる頃には優勝争いは5~10人程度に絞られていたと思う。

その後、先頭は4人となり、その4人が2チーム×2人だったのでローテはすごくうまく回っているように見えた。メンバー的にも強力なので後ろは全く差を詰めていけない。先頭はその後、コーナリングミス等で人数を2チームの2人に減らし、最終周に一人がアタックしてそのまま逃げ切り。

優勝者の強さが感じられるレースだった。やっぱり先頭を見ているとカーブからの立ち上がりの速さなどを感じる。

あと、コースの特性として、見通しがよく選手が走っているのを見られる距離が長いのは勉強になっていい。

自分も怪我が治ったら出場しよう。

 

午後からは大学生の学連レースが開催される。12:30からクラス3のA組、そして12:32からクラス3のB組が出走する。スタート地点は午前中のレースとやや異なるものの、コースは同じで、クラス3は10周回で争われる。特徴としては人数が多いため、各組ともフィニッシュ地点で先頭から1分遅れてしまうとレースから降ろされてしまうこと。ま、1分遅れたら優勝の可能性は無いと言って良いので、安全を考えれば妥当なルールだ。後輩はA、Bにそれぞれ一人ずつの出場。

また、B組にはチャンピオンシステムの西薗選手がアドバイザー?的な役割としてメンバーに入っていた。

レースは、A、Bとも スタート直後から1,2人の逃げが生まれるが決定的なアドバンテージは得られずに周を重ねていく。今までクラス3のレースというと落車が多いイメージがあったけれど、今日はなかったと思う。周を重ねながら、先頭は次第に人数が絞られていき、ちぎれた人はそこから2,3周で先頭から1分差がついて、レースから降ろされる、という展開。B組で走った後輩は6,7周目くらいでDNF。A組は最後2周で7人に絞られ、最終周で6人に。後輩はそのうちの一人。クラス2への昇格が上位2人(3人かも)なので、何とか2位までに…。

Aはそのまま6人でゴールまで来て、最後はスプリント争いへ。それまでの走りを見ていると、後輩はコーナー時の立ち上がりも速く、実力的にも1,2を争うように見えていた。

彼はスプリンターではないが、勝機はある。

最後のコーナーへ向かう直線で5番手くらいにつけているのが見えた。コーナーを抜けてからゴールまでは150mくらいあるので悪くない位置取り。

と思っていたら、コーナー手前で前に出て、先頭へ。

そしてコーナーを抜けても先頭のまま。

ラスト100mを切り、集団はスプリント体制へ。

彼を風よけにしていた選手らが捲って行く。

 

そして先頭集団の後方でゴール…。

うーん、力はあるが、上手くないレース展開だ。他人の土俵で戦ってしまっている。

残念、すごく残念。

 

得意ではないスプリントに持ち込まないために、もっと出来ることが沢山あったように思う。4、5番手くらいでややゆっくり目にカーブに入り、前と少し差がついたところでブリッジをかけて、一人ずつ人数を減らすなど。

自分の脚の特性を知った上で、戦略的に走って欲しい。

そして、それを見ながら自分のレースでももっと戦略を考えて走らなければ、と思った。脚質的には自分も似たタイプ。スプリントの苦手度はおそらく自分のが上だが、スプリントで勝負できない、という次元では同じ。

その中でいかに勝つか。

今日は客観的にレースを見ていたからそれぞれの走りや体力も観察できたけれど、自分のレースでは自分もこれほどはわからない。しかし、しっかり観察することで見えてくるものは多い。怪我で満足に走れない今こそ、そういうことを考え、怪我が治った時に賢く走れるようにしよう。

そう感じた今日のクリテリウム観戦。