ちゃりちゃんこ日記

チャリと相撲を愛するイナーメ信濃山形のJPTライダーです。

全日本マウンテンサイクリングin乗鞍 チャンピオンクラス

全日本マウンテンサイクリングin乗鞍 

チャンピオンクラス 4位 51分34秒944

 

レースから1周間以上経ってしまったけれど、忘備録として残しておこう。

 

乗鞍に参戦してきました。2年前に年代別で初参戦して2位、昨年は参加せず、今年はチャンピオンクラスに初エントリー。

乗鞍に登るのも2年ぶりでコースも全然覚えてないので、とりあえず先頭集団についていけるところまでついていく作戦。そしてあわよくば入賞を目指したい。目標タイムはなんとなく57分台(58分切り)くらいで。

土曜日の朝に車で拾ってもらい、乗鞍へ。途中昼食を取りつつ、スタート地点から1kmほど下ったところにある本日の宿、『山栄荘』に到着したのは14時すぎ。

宿に車を停め、とりあえず受付を済ます。その後、着替えて上へ。コースの試走ができればいいなと思ったが、走れるのはスタートから2kmちょっとの休暇村までだった。スタート直後に工事区間があり、道が狭くなるのでなるべく前でスタートしたほうが良さそうなことなどを確認。スタートから休暇村までを3本登って試走は終了。宿に戻り、3本ローラーを30分ほどやって汗を出す。

その後温泉に入り、夕食を食べ、勧められて少しだけビールを飲んで22時頃に就寝。次の日の朝食は5時に用意しますとの事だったが、5時から朝食では遅すぎるので、代わりにおにぎりを作ってもらった。(しかしレース前には何も食べず、降りてきてから食べた)

レース当日は4時半起床。外はまだ暗く、そして雨。玄関の庇がある所に固定ローラーをセットし、5時20分ころからアップ。35分くらいアップをしてから、レース用のワンピースに着替え、ゴールに送る荷物を持ってスタート地点へ。

なお、チームのワンピースは2日前にやっと完成したもの。サイクルフリーダムワンピースの初陣を好成績で飾りたい。

荷物をバスに預け、自転車をスタート待機場所に置き、レストハウスで雨宿り。雨が結構強かったので、最悪中止になるかとヒヤヒヤしたが、大雪渓までの短縮コースで実施し、またスタート時刻は30分遅れるとのこと。

スタート地点では無事、3,4列目くらいを確保することが出来た。M崎さんやT崎さんといった優勝候補は少し後ろの5,6目くらい。ネットタイム方式なので多少不利になる可能性があるとは言え、優勝争いに絡めるとは全く思っていないので、特に気にせず。緊張も全くなく、ただただトップクライマーと一緒に走れることが楽しみだった。

7:30にチャンピオンクラススタート。スタートアタックが勃発するかと思ったが、特にない。工事区間も前方通過で問題なし。レースは長いので、とりあえず皆様子見なのだろうか。

最初は前の方にいたが、徐々に位置を下げ、大体10番前後で走る。またカープではなるべく中央線付近を大回りするようにして、なるべく脚を使わないように気をつける。

前半はまだまだ集団が大きいが、カーブで自分好みのラインを通過するために、あまり位置を下げすぎないことを意識する。先頭ではアタックが何回か起こっていたようだったけれど、今日はアタックには乗らないと決めていたので、一度も反応せず。ひらすら10番手くらいをキープ。

中間地点を過ぎると、T橋さんやT崎さんが前に出てきて、そろそろ本当の勝負が始まる雰囲気。有力選手の顔色を窺うとまだ皆余裕があるみたい。自分もまだそこまでキツくはない。

この時点で先頭は2人が逃げており、集団は10人ほど。10番以内に入るならこの集団の上位8人に入らないといけないのかーなどと思いつつ、集団最後尾付近を走る。カーブで大回りするため、毎回少し遅れてしまい、その後の緩くなった地点で集団に追いつくのを繰り返す。他の人のようにカーブの内側をダンシングでクリアしたほうが良いかとも思ったが、行ける間はシッティングで行こうと判断。ダンシングは後にとっておく。

集団からは一人、また一人と人数が減っていく。このまま行ければ10位以内にはなれそうだったので、入賞までの残り人数を数え続ける。集団の8人中4人から、逃げを1人捕まえて9人中5人へ。

ラスト2,3キロあたりで昨年の乗鞍王者のMさんと5,6位争いとなり、とりあえず6位以内を確定させるために後ろを離そうと頑張る。辛いと感じつつも、ラスト数キロでMさんと肩を並べて走れるとはー、と自身の成長を実感していた(笑)。

30~50mほど前にはY部さんとT崎さん(走っているときはY部さんだとわかっていなかった)が3,4位で競り合っている。それに追い付くことを目標に走るが、前もペースが上がっていてなかなか差は縮まらない。しかし、クライマーなら誰しも名前を知っているであろうT崎さん、Mさんと一緒に走れるとは…と走りながら感動(笑)。

ラスト1キロあたりでMさんを離すことに成功し、500mくらいで前を走るT崎さんを捉える。ゴールの位置がどこだかよくわからないが、コース中央にコーンが置かれているのが見えたのでゴールはもうすぐだと思い、ダンシングで一気に抜き、そのままゴール。

4位。

 

あと一歩で表彰台だったねとか、個人的には満足してないかも知れないけど…とか言われたりもしたけれど、予想以上の大満足な結果。

今住んでいる場所の近くに山がないので、いわゆるクライマー職人に比べれば山岳練はかなり少ないと思うけれど、平坦メインの練習でも登坂は速くなるらしい。

やっぱり強度が重要、ってことなんだろう。

正直なところ、今年の乗鞍に懸ける思いはそれほど強くなかったのだけれど、トップクライマーと競り合う中で、優勝したいという思いが強くなった。コースが素晴らしいのももちろんだけれど、多くのトップクライマーが乗鞍を目標にしていることこそが、乗鞍の魅力を作り上げているのだと感じた。

来年は優勝を目指します。

 

唯一満足できなかったのは賞品のショボ…(略)。まあ4位だしね、こんなものだということかな。

乗鞍入賞にはそれ以上の名誉があると考えることにします。

 

【自分用メモ】

機材:普段のロードレースとほぼ同じ。前53-39,後12-25。重りの乾電池(単4×3本)だけ取り外す。スピードメーターは、ガーミンのセンサーが調子悪くてGPSでのスピード計測しか出来ないので、キャットアイのものに変更。ボトルは持たず、ポジションもいつも通り。推定6.6kg前後。

ウェア:インナー+ワンピース、サングラス無し、指切りグローブ、ソックス。心拍計なし。ワンピースはかなり着心地が良かった、ただし補給食が持てない。

補給:レース直前にアミノバイタルのゼリー、スポーツドリンク。レース中は最初のチェックポイントで水をもらい、少しだけ飲んだ。雨まじりの天気だったこともあり、レース中に水が欲しくなることはなかった。