10/29(日)東北シクロクロス2017 第1戦 さがえラウンド UCI C2/JCX #3
土曜日、群馬CSCでのロードレースが終わってすぐに龍太郎の車で山形県に移動。途中のSAで夕食を食べて、20時ごろに天童市内のホテルにチェックイン。風呂に入って、すぐに寝た。
レース当日は朝から雨。それほど強くはないが、天気予報によれば一日中降り続くようだ。気温も低くて寒い。
朝食は定番のすき家で朝定食。ご飯大盛でしっかり食べた。
会場では龍太郎の所属チームであるSNELシクロクロスチームのテントにお邪魔させて頂いた。お陰で雨でもそれほど濡れることなく、レースまでの時間を快適に過ごせることができた。SNELの方々、本当にありがとうございます。
時間が経つに従い、雨は次第に強くなった。コースは案の定、ドロッドロ。走っている選手のジャージがどれも茶色になって、選手の見分けがつかないほど。
この泥の海でこれからレースすると思うと、テンションが下がらずにはいられない…。
とは言えせっかく遠路はるばる山形まで来たのだから、少しでも結果を残したい。できれば20位以内に入っておこづかいもらいたい。
試走は時間を目一杯使って行った。ドロドロの、ヌルヌルで滑りやすい。空気圧を下げ過ぎるとパンクが怖いので、2barくらい? スペアホイールがないので、妥協して高めの空気圧で。
乗れるところと乗れないところを確認しながら、走る。
試走のあと、レース用ジャージに着替えて、上はカッパを着て、外でウォーミングアップを行った。ローラー台が無いので土手道で短いダッシュを繰り返す。
気温が低いので、身体をしっかり温めるために念入りに行った。
ゼッケンは57番。参加人数は60ちょっとだからほぼ最後尾。6,7列目からのスタートで、先頭は遠すぎて見えない。
スタートはうまくクリートがはまって、スムーズにいった。が、一瞬で最後尾スタートの土井さんに抜かれる。土井さんは集団の隙間をすり抜け、すぐに数列前へ…はええ。ついて行ければいいけど無理。
それでも最初の泥区間に入るところで集団がもたついている脇をすり抜けることができて、10人くらい抜かす。
芝生と泥の区間はパワーは必要だがテクニックが求められない感じだったので、ラインを外して脚を使いながら前の選手を抜いていく。
坂などではランを積極的に使いながら順位を上げていく。乗車でモタつくくらいなら、走ったほうが速い、し立ちゴケの心配もない。
PHOTO by 斉藤さん
そうして3周目が終わるときには20番以内まで順位を上げることが出来ていた。周りはSHIDOの安藤選手やブリッツェンのアベタカさんなど、格上選手ばかり。かなりいい位置で走れていたと思う。
PHOTO by 斉藤さん
そして4周目の後半、キャンバー区間の登りの折返しを走行中のことだった。後輪がスリップして、右側に転倒。
すぐに立ち上がって再乗車し、ペダルを踏み込んだ。
ガキッ!っと嫌な音がして、クランクが空転した。
チェーンが落ちたと思ってバイクを降りて確認すると、リアディレイラーが宙ぶらりん。
エンド折れ…。シクロクロスでよく聞くやつだ。
スペアバイクは無いので、その時点でDNF。DNFの時点で17位くらいだったので、このまま走れていれば20位以内に入れる可能性もあったと思う。残念な結果に終わってしまった。
そしてシクロクロスにはスペアバイクが必要だと実感したレースだった。
振り返るとレース後半になって集中力が途切れてきていたかも知れない。
情熱的に、積極的に走りながらも、バイクコントロールは冷静に。
背反する感情のバランスを上手く取りながら走るのは難しいね。